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グーグルストリートビューで駅を見てみた 和歌山線 掖上駅

奈良県御所市(ごせし)大字柏原字上方にある

和歌山線 掖上(わきがみ)駅
 
1896年(明治29年)5月10日に南和鉄道の駅として開業し
1903年明治36年)5月15日に壺阪(つぼさか)駅に改称して
1940年(昭和15年)4月  1日に再び掖上に改称しました。
 

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1984年(昭和59年)10月20日より無人駅です。
 
 

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掖上駅 ホーム
 
 

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掖上駅 駅前の風景1
 
 

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掖上駅 駅前の風景2
 
 

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掖上駅 逆側から
 
 

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掖上駅 上空から
 
 
 
駅周辺は天皇陵、古墳、神社、お寺などが数多くあり、さすが奈良県です。
 
皇極・齊明天皇 越智崗上陵、孝安天皇玉手丘上陵、日本武尊白鳥陵、掖上鑵子塚古墳、神武天皇神社、嗛間神社など歴史の痕跡があちらこちらに残っておりました。
 
そんな中で気になったのが
駅から南へ700mくらいの場所にある三光丸(さんこうがん)です。
 
株式会社三光丸さんが造っている胃腸薬の名ですが
センブリ、オウバク、ケイヒ、カンゾウの4種の草根木皮を配合し
胃弱、食べ過ぎ、食欲不振、飲みすぎ、胸やけ、吐き気などの不快な症状を改善する
薬のようです。
 

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株式会社 三光丸
お屋敷、リゾートホテル、カントリークラブなどの入り口のみたいで
高級感があります。
 
 
他にもありそうな薬ですが歴史が凄いです。
 
1319年に紫微垣丸(しびえんがん)という名で薬を造り
1336年に後醍醐天皇により三光丸と名付けられたそうです。
 
三光は日(じつ)・月(げつ)星(せい)の光を意味してます。
 
 
その後も京都の公家が日記の中で度々言及したり
織田信長の子 織田信忠に献上すると「軍中第一の妙薬にせよ」との言葉を授かったり
富山の売薬業者と紳士協定を結んだりしたそうです。
 
紫微垣丸(しびえんがん)が造られて今年で700年なので
教科書に出てくる歴史に名を残す人物の名が会社の歴史に出てくるのも納得します。
 
 
詳しくはホームページに載っていました。
 
会社の敷地内には三光丸クスリ資料館もあり
奈良の配置売薬に関する資料や古文書が展示され薬づくり体験コーナーや
三光丸の製剤工場の見学も出来ます。
 
 
ちなみに三光丸は配置薬のようなのでドラッグストアなどで買える薬では
ないようですよ。