鉄道とかグルメとか 何となくイロイロと…

鉄道や旅行・グルメ・日常の事など、何となく色々な事を綴っています。

パワースポットに行ってみた 榛名神社

 

前々回に訪れた大宮の氷川神社

前回に訪れた茨城県出雲大社

完全に味をしめて次は何処のパワースポットにに行こうかと考えていましたが

何故か群馬県に呼ばれている気がして、

調べていると色々なサイトで多く紹介され榛名神社が気になり行くことにしました。

 

 

t-pita.hatenablog.com

 

t-pita.hatenablog.com

 

 

 

高崎あたりまで高速道路を利用して行こうと思いましたが

一般道走行が好きなので埼玉県の本庄児玉ICで降り国道17号線などを利用。

 

 

群馬へは何度か行った事があり

高崎周辺は道が混雑しているイメージがありましたが

思いのほかスムーズに高崎周辺を抜けられて、

その後は景色も楽しみながら目的地に到着。

 

 

大きな駐車場はありませんが、

20~30台とめられる駐車場が数ヶ所あったのですぐに利用できました。

 

見た限りではどこの駐車場も無料。

なので管理している人がいないので貴重品は車内に置かない方が良いです。

 

 

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早速、大きな鳥居があります。

 

 

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逆側から

 

 

鳥居をくぐって右手に向いますが公衆トイレがあり

何かの説明もありました。

 

 

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宿坊について

 

榛名神社の信仰する団体を「榛名講」といい2~5月頃に

その団体から代参方式で登拝者を選びます。

 

山にある神社なので参拝より登拝と昔から言われていたみたいですね。

 

その方々の食事・宿泊や奉納の準備などをするのが「宿坊」だったそうです。

 

四国のお遍路である「お接待」に近いことでしょうか?

 

 

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参道

 

そんなに勾配はありませんが上り坂が続いています。

 

参道の建物は殆どが「宿坊」で

今でも食事ができる「宿坊」もありました。

 

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そんな中、国登録有形文化財の「宿坊」もあります。

 

 

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善徳坊(国登録有形文化財

 

江戸時代中期に建てられ榛名神社の「宿坊」では一番古いそうです。

 

 

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各「宿坊」に車を止められるスペースがあり登拝(登拝)者は無料で利用できます。

 

 

 

歩いていたら何やら句碑がありました。

 

 

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鶯も としのよらぬや 山の酒

 

1808年5月28日 草津に向かっていた小林一茶榛名神社を訪れたそうです。

 

 

 

参道を300mくらい?歩くと境内入り口に到着

 

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ここが二の鳥居

 

鳥居をくぐると直ぐに歴史を感じる建物がありました。

 

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随神門(国指定重要文化財

 

 

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1847年に建てられ当初は左右に運慶作と伝えられている

仁王像が祀られていていましたが

1868年に神仏分離令が出さたことで仁王像は焼かれてしまいました。ざんねん!

 

 

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現在は随神像が祀られているので随神門と呼ばれ

仁王像が祀られていた頃は仁王門と呼ばれていたそうですよ。

 

ちなみに随神とは

平安時代以降、貴族が外出時する時に護衛としてお供した人らしいです。

 

今でいうボディーガードやSPですね。

 

 

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ここから拝殿(本殿)までは550m(約15分)

 

 

 

随神門をくぐると直ぐに朱の橋があり「みそぎはし」と言います。

 

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みそぎはし

 

右手に何やら像が立っていますが本殿までの参道のあちらこちらに

七福神の像がありました。

 

 

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1神目は随神門の右手にあり、

そこには榛名神社の由来が書かれている看板もあります。

 

 

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石畳の道が続いていて緑が深く歩いていて気持ちが良いですが

周りには奇岩があります。

 

 

 

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見にくいかもしれませんが岩がアーチ状になっていました。

 

 

 

 

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さらに進むと周りの景色も良いのでどのくらい歩いたかわかりませんが

三の鳥居が現れてきました。

 

 

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三の鳥居の左手には三重塔があります。

 

 

1869年に建築され正式には神宝殿と言います。

 

 

 

 

神宝殿を過ぎると神橋があります。

 

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神橋

 

 

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神橋 逆側から

 

 

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上を見ると今にも滑り落ちてきそうな大きな岩があり

中には気づかない人も多く普通に歩いていましたが 下を通る時には岩を見ながら

心の中で "落ちないでね" と祈りながら通りました。

 

 

 

さらに進むと左手の岩中に扉があるところがあります。

 

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誰か住んでいるのか?

 

 

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その正体は東面堂

 

東面堂は

仏教寺院で言う本尊を安置する須弥壇(しゅみだん)が設けられて

千手観音像が安置されていたそうです。

 

ただ、神仏分離令で廃され現在は扉で閉ざされたようになっていますが

歌川広重作の「榛名山雪中図」には当時の様子が描かれています。

 

 

 

さらに進むと

 

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萬年泉

 

登拝者たちはここで雨乞い祈願をした後に水を汲んで持ち帰えり帰村したそうですが

萬年泉は効き目が強いと伝えられてます。

 

 

さらに進むと

 

 

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手水舎

 

 

 

手水舎の右手には滝が流れてました。

 

 

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瓶子瀧

 

瓶子(みすず)とは神に供える神酒を入れる器の事で

両側の岩が瓶子に見えることから名付けられたそうです。

 

瓶子は「へいじ・へいし」とも言います。

 

 

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よ~く見ると

長い年月の間、水が流れているので少しずつ岩が削られたように見えました。

 

 

手水舎の前には矢立杉という木があります。

 

 

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矢立杉(国指定天然記念物)

 

矢立とは戦国武将たちが戦勝を祈願するために矢を射立てる儀式の事を言い

武田信玄も矢立杉で戦勝を祈願したと伝えられています。

 

なのでここで手を合わせている方も多くいました。

 

 

先日、大宮の氷川神社に行った時に境内には拝殿以外にも

稲荷神社、宗像神社などがありました。

 

そこで疑問を持ったのですが

その神社の拝殿(本殿)で参拝した後にするものなのか?

その神社の拝殿(本殿)で参拝する前にするものなのか?

それとも順番は関係ないものなのか?

また

全てに参拝しないと失礼にあたるのか?

 

調べてみると

そのような神社は摂社・末社と言われ

参拝しても、しなくても良く順番は関係ないようです。

 

伊勢神宮には125社あるそうなので全て参拝したら大変な時間がかかります。

 

ただ、全て参拝すればご利益がありそうですが…

 

 

 

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手水舎から拝殿(本殿)までは階段が続き

周りは岩に囲まれていて改めて凄いところにあると思いました。

 

 

ここの階段を登り切ったところに社務所があり御朱印はそこで書いてもらえます。

 

 

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社務所から階段を見ると何やら門がありました。

 

 

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双龍門(国指定重要文化財

 

 

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1855年に総ケヤキで造られた四脚門は全体的に彫刻が施されています。

 

 

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左右の扉には龍が彫られていていました。 双竜です。

 

 

 

 

ここまでくると拝殿(本殿)はすぐです。

 

 

さらに進むと神楽殿があります、

 

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楽殿(国指定重要文化財

 

拝殿(本殿)の正面にあり、建てられた時期は不明ですが

現在の神楽殿は1764年に再建されたものです。

 

再建でも250年以上の歴史があります。

 

 

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拝殿・本殿(国指定重要文化財

 

1806年に建てられた権現造(ごんげんづくり)の建物で

石の間造とも言われます。

 

神社では拝殿の後ろの少し離れたところに本殿がある場合が多いですが

権現造は本殿と拝殿を一体化したのが特徴で静岡県久能山東照宮が発祥と

されているそうですよ。

 

 

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榛名神社は拝殿・本殿と繋がっていますが更にその後ろには御姿岩も繋がっていて

本殿の一部は御姿岩の中にありご神体も御姿岩の中に祀られているそうですよ。

 

よ~く見てみると

いまにも落ちそうな岩が上にあります!

 

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あぶない!

 

ちょっとした揺れや強い風で落ちてしまいそうですが

不思議と落ちていないので何かしらのパワーで守られていると確信しました。

 

 

 

さすがに人気のパワースポットなので人は多いですが

山深くにあり静寂で荘厳な領域にあり霊験あらたかで神秘的な感じがします。

 

 

 

 

 

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参拝後は何となく身が引き締まり、そして榛名神社を後にしました。

 

 

 

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帰りに何かお土産を買おうと思い、宿坊でブルベーリーを買いました。

 

甘酸っぱいと言うより "甘酸っぱい酸っぱい" 味でしたが体には良さそうです。

 

 

 

榛名神社 オススメです。