奈良県御所市(ごせし)大字柏原字上方にある
和歌山線 掖上(わきがみ)駅
1896年(明治29年)5月10日に南和鉄道の駅として開業し
掖上駅 ホーム
掖上駅 駅前の風景1
掖上駅 駅前の風景2
掖上駅 逆側から
掖上駅 上空から
そんな中で気になったのが
駅から南へ700mくらいの場所にある三光丸(さんこうがん)です。
株式会社三光丸さんが造っている胃腸薬の名ですが
胃弱、食べ過ぎ、食欲不振、飲みすぎ、胸やけ、吐き気などの不快な症状を改善する
薬のようです。
株式会社 三光丸
お屋敷、リゾートホテル、カントリークラブなどの入り口のみたいで
高級感があります。
他にもありそうな薬ですが歴史が凄いです。
1319年に紫微垣丸(しびえんがん)という名で薬を造り
1336年に後醍醐天皇により三光丸と名付けられたそうです。
三光は日(じつ)・月(げつ)星(せい)の光を意味してます。
その後も京都の公家が日記の中で度々言及したり
富山の売薬業者と紳士協定を結んだりしたそうです。
紫微垣丸(しびえんがん)が造られて今年で700年なので
教科書に出てくる歴史に名を残す人物の名が会社の歴史に出てくるのも納得します。
詳しくはホームページに載っていました。
会社の敷地内には三光丸クスリ資料館もあり
奈良の配置売薬に関する資料や古文書が展示され薬づくり体験コーナーや
三光丸の製剤工場の見学も出来ます。
ちなみに三光丸は配置薬のようなのでドラッグストアなどで買える薬では
ないようですよ。
年末から今時期の年始は飲み食いする機会が多いので常備しておきたいと
思いましたが・・・